まるで酢こんぶ
こんにちは、まいこです。
先日、朝日新聞に、
「まるで酢こんぶ…マイクロフィルム資料劣化に悩む図書館」
という記事がのっていました。
http://www.asahi.com/national/update/0120/TKY201101200249.html
さっそく先輩に聞いてみると、
「マイクロフィルムは温度湿度管理をしていれば500年もつといわれているけど、
実際にはきちんと温度湿度管理されている環境をたもつのは難しいんだ、
普通の事務所かなんかで管理しておくと、
とくに旧式タイプのTACベースのマイクロフィルムは、
酸性劣化がはじまるものがあるんだ。
環境を管理せずに、そのまま何年も放っておくと、
お酢のような匂いがつよくなり、
最後にはわかめのように波打ってくるものがでる可能性があるんだよ」
「お酢」とか「わかめ」とか、まるで中華風サラダみたい!
・・・なんて言ってる場合じゃないですね。
先輩がいうには、いくつか対処方法があって、
・まず調査する、
・そして、とにかく乾燥剤や吸着剤を入れる、
(温湿度管理を正しく整える)
・放酸作業をする
・フィルムを脱酸したり修復したりする
(値段が高いし実績が少ないみたい)
・複製フィルムをつくる(これも値段が高い?)
・画像をデジタル化してしまう
・・・とか、
なんだって。
もうすこし、こまかく聞いて調べてみます!